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第2回教育模擬国連を行いました
- 2019.04.27
本日、グローバルチャレンジコースの高校1年生たちを対象に、教育模擬国連の第2回を行いました。
前回は「もし国連本部の中にカフェを出すならどのようなメニューが良いか」という比較的イメージしやすく取り組みやすいテーマでしたが、今回はCOPをテーマに地球温暖化や、環境問題について議論を行いました。
前回の模擬国連後にそれぞれ生徒たちには担当国が与えられ、今日までの間に資料を集めたり、スピーチを考えたり準備をしてきました。
生徒たちの机上には今日のために準備した資料がたくさん並べられています
中にはiPadでスピーチを作成している生徒も
今日の模擬国連では各国のスピーチ、アンデモ(議場内を自由に歩き回りながら交渉すること)を交互に行いながら決議案を作り、最終的にコンセンサス(全会一致での採択)を目指す流れでした。
生徒たちは各国の代表として会議に参加し、交渉します
スピーチの順番は立候補制で決まります。
先に話すも、後に話すも、各国の戦略次第です。
数か国のスピーチを終えたところでアンデモに入ります。
各国の交渉は真剣そのものです、手元の資料を見ながら意見交換をしています
自分の国の主張と一致している国と協力したり、反対の意見を持つ国を説得したり、交渉する中で妥協点を見出したり、刻々と議場の状態が変わっていきます。
話し合いの中で生徒たちは「再生可能エネルギーの推進と石油産出国の扱い」「先進国と途上国で環境に対する政策を区別するのか」「途上国への金銭的支援は可能か」など、かなり踏み込んだ議論を展開していきます。
スピーチとアンデモを数回ずつ繰り返しながら、考えをまとめていきます。
メモを取りながら、スピーチを聞き決議案を作っていきます
今回は2つの議場に分かれて行いましたが、どちらの議場も残念ながらコンセンサス、全会一致とはなりませんでした。しかし生徒たちは全ての国の立場を反映させて決議案を作る難しさを学ぶと同時に、世界の環境問題について深く考えるきっかけとなったようです。
100分という短い時間ではありましたが、生徒たちはとても充実した時間を過ごしたようです。
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