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祝・横浜創英大学 学位記授与式
- 2025.03.14
3月14日、翠陵と同じ敷地内にある横浜創英大学で晴れやかに卒業式が挙行されました。
横浜創英大学は、2012年に学校法人堀井学園が開学した大学です。看護学部とこども教育学部を有する大学で、人の心を大切にして社会に貢献できる人材を輩出し続けています。
同じキャンパスにある翠陵からも数名が進学して、大学卒業後は看護師や保育士になって実社会で活躍しています。
本日は創英大学の卒業式に同じ堀井学園の仲間としてお招きいただき、次のようなお祝いの言葉を述べさせていただきました。ちょっと照れ臭いけど紹介しますね。
『皆様は看護師や保育士になられる方が多いと思います。
私も教員生活も40年を迎えましたので、たくさんの卒業生を送り出してきました。
今では看護師や保育士になって活躍している卒業生が数多くいます。
看護師になった卒業生が私の所に訪ねてきて、こんなことを言っていました。
「教員っていいよね。普通の子をより良くする仕事だもんね。私たち医療従事者は、良くない状況の人を普通に戻すのが仕事だからね。先生は生徒が廊下を走って怒ったりするけど、走れるって凄いことなんだよ。」
そうすると今度は保育士になった卒業生が看護師になった卒業生と一緒に訪ねて来て、こんなことを言います。
「看護師さんっていいよね。健康になった人から感謝されるもんね。私たち保育士は卒園式ぐらいしか感謝されないんだよね。朝の園バスなんて、ママと離れたくない子を引き離してギャン泣きされるからね。」
いやいや、どちらも素晴らしい仕事です。
人の人生を左右するかもしれない保育士、人の命を預かる看護師。どちらの仕事も、多くの人と関わって、一緒に泣いたり笑ったり、人の心に寄り添って、時々思い出してもらえる素晴らしい仕事です。
皆様が学ばれた、ここ創英大学は『医療』と『保育』が両方ある、全国でも珍しい大学です。
学部間の接点はあまりなかったかもしれませんが、卒業されて行き詰まるようなことがあったら、学部の垣根を越えて、ぜひ同窓生からヒントを貰ってみてください。
最後に、社会人の先輩として、これからの社会で活躍される皆様にアドバイスをさせてください。
それは、2つの言葉を大切にしてほしいということです。
「ありがとう。」と「ゴメンね。」
どの職場でも、この2つの言葉を素直に言える人は多くの人から愛され、長く活躍しています。
今の自分がいるのは決して自分だけの力じゃない、ありがとうの感謝の気持ち。
時に間違ったとしても決して正当化せずに、ごめんねと言える素直で謙虚な気持ち。
この2つの気持ちがあれば、多少の困難に出会っても多くの人が支えてくれます。
多くの人に支えてもらえれば、また頑張ろうと前を向いていけるはずです。
創英大学の建学の精神「考えて行動のできる人」になった皆様の未来が、希望と喜びに満ち溢れた素晴らしいものになるよう心よりお祈り申し上げまして、私からのお祝いの言葉といたします。』
この春に卒業される全国の若人のみなさん、大変なこともあるかもしれないけれど、人生って楽しいよ! みなさんの前途がキラキラ輝くものになりますように!!
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