この２０年で大きく変わったことは幾つもあれど、そのうちの１つにSNSの普及があります。

いつでもどこでも誰とでも、指先でちょちょいのチョイと繋がります。

圧倒的に人との距離が短くなっています。

　人との距離と言えば、私はよくハリネズミの話をします。人間はハリネズミ、近すぎると刺し合っちゃう、離れすぎると凍えちゃう。丁度いい距離を保っていたい。

どうやら便利なはずのSNSは、そんな距離が近くなりすぎてトラブルになりがちなんですね。

　相手の顔が見えないから、微妙な反応に気づかないままグイグイ行きがち。

相手のことをお構いなしに醜い心を吐き出しがち。

そんなつもりはなくても相手の受け取り方によっては誹謗中傷になることも。

誰もが加害者にもなり被害者にもなる時代になりました。

オーストラリアで16歳未満のSNS利用を禁じる法律が制定されたのも記憶に新しいですね。

　という訳で、今日は一般社団法人インターネット・ヒューマンライツ協会代表のスマイリーキクチ様をお招きして、身近に潜むSNSトラブルについて全校生徒に講演をしていただきました。

　みんなが気持ちよくSNSを使えるようになるリテラシーを学ぼう！

誹謗中傷の実例を紹介していただいたり、被害にあった時の対処法やSNSを使う責任について考えたりと盛り沢山の内容でした。

　キクチ先生の実例を交えたお話に全員が引き込まれていきました。どの子もたくさんの気づきがありました。

この先も進化を続けるSNSの世界で、私たち翠陵生はキクチ先生のお話を受け取って、文明の機器を活用しながら、『考えて行動のできる人』の校是のもとでみんなで笑顔になれるように真っすぐに生きていきます！

お忙しい中、本当にありがとうございました。