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実力養成試験
- 2024.07.3
7月2日に翠陵オリジナルの実力養成試験が行われました。
この試験、普通の実力テストに非ず。
実力テストと言えば、初見の問題なんかで実力を測るのが一般的なんでしょうけれど、翠陵の実力養成試験はそうではないのです。
定期試験でやった範囲を何回もやり直しましょうよ、定期試験が終わったらハイおしまいじゃもったいないよね、それじゃ実力なんて身につかないよね、そんな狙いで始めた反復連打のテストです。同じ範囲を何度も繰り返すのです。
この試験、年に3回あって今回は1回目。
6月の中間試験の範囲に加えて、その後の授業でやった内容が範囲になります。
10月にやる2回目の試験は、試験範囲がどんどん長くなって、前期中間・期末・その後の授業内容が範囲になっていきます。3回目は1月、さらに後期中間が追加!
大変だよね。でもね、大変だけど将来の大学受験を考えれば必要なことなんだなぁ。
誰でも反復すれば身につくからね。努力とは反復なり! やり切れ翠陵生!
進路行事「大学フォーラム」で大学の先生から話を聴く高3生。
唐突に昔話をします。
昔、クラス全員で「実力があるとはどういうことか?」について議論したことがありました。
生徒曰く、「生まれつきの才能?」「初見を解く力?」「いや、地頭の良さ?」「急に湧いてくる力?」、いろんな解釈が出てきました。
そこで私はこんな講釈を垂れました。私、ちょっとヘリクツさん。
「実力とは〝実った力” と書いて実力。
嵐が来ても落ちたりしない林檎なんかの実のこと。
そう考えると、自分が最悪の状態でも発揮できる最低限の力が実力じゃない?
誰だって状態がいい時は力を発揮できる、それを人はまぐれと呼んだりして、実力があるとは言わないよね。
例えば熱が出て朦朧とする中で発揮した力、電車が遅れて焦っている状況で発揮した力、周りの子が凄く出来そうに見えてきて不安に打ちのめされそうな状況で発揮した力、そんな最低限の力を備えていることを実力があるっていうんじゃない?
促成栽培ならきっとすぐに落ちちゃう、じっくり丁寧に毎日育てたらきっと落ちない実になる。
今は小さな実でも大きな実でもいいじゃん、とにかく落ちない実をつけていこうよ。」
なんか深イイこと言ってるかも!
実力養成試験、落ちない実を少しでも大きくするために頑張りましょう!!
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