校長Blog

  • 第3回 翠陵版地上の星 ー理科室の星ー

    • 2024.05.13
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     今回の地上の星は、理科のワクワク実験ができるのはこの人のおかげ、理科実験助手のK越さんです。授業に登場されることはほとんどないのですが、実験の準備等を念入りにしてくれています。知らない生徒も多いかな。まさに縁の下の力持ち! 

     この日は中2の「水の分解」実験の準備で大忙し。やったなぁ、懐かしい。

      

     

       そして実際の実験はこう!

     K越さんからのメッセージです。

    『翠陵には2つの理科実験室があり、中1から高3まで物理・化学・生物の実験を行っています。

     理科実験助手は、その名前が示すようにすべての実験の準備と後片付けを行っています。

    理科の先生方と実験の打ち合わせをし、その先生の希望に沿った準備をします。この時、実験で使う薬品の調整や理科機器の動作確認もあわせて行います。実験中は、急な対応もできるように準備室で待機しています。

     終了後は後片付けです。残った薬品・廃液の処理、ビーカー・試験管などの洗浄、次回のための理科機器の確認などを行います。

     実験以外にも、薬品・ろ紙などの消耗品や実験で使うオオカナダモ・豚の眼球などの試料の管理・購入、機器のメンテナンス、専門業者さんへの対応、実験室・準備室・薬品庫の管理・清掃なども行っています。

     理科というと、苦手意識を持たれる教科のひとつかもしれません。

    また、知識として知っていることをわざわざ実験しなくても、と思われるかもしれません。

    でも、実際に自分の目で、色の変化・変化の様子・匂い・音・感触などを感じると面白いものですし、その時にしかできない体験です。

     実験ができる機会は、そう多くはありません。ですから、実験の時はぜひ積極的に、でも安全に楽しんで実験してほしいと思います。新しい発見やチャンスが見つかる!かもです。』

     

     翠陵では「理系プロジェクト」という特別なプログラムもあります。

    研究者をお招きして体育館で積乱雲を発生させたり、筑波研究学園都市にバスで訪問ツアーを実施したり、大学の研究室にお邪魔したりと盛りだくさん。

     ノーベル生理学・医学賞を受賞された本庶佑先生はこうおっしゃっています。

    「医学的な研究は、長い眼で見て、本当に基礎的なことから思いがけない大きな発見が出る。」

    翠陵生、いったいどんな大きな発見を生み出すかな?  

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