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翠陵の「らんまん」
- 2023.04.28
♪言葉足らずの愛を 愛を貴方へ
私は決して今を 今を憎んではいない歪んだ雲が空を 空を濁して
私の夢は全て 全て置いてきたの……♪NHK朝ドラ『らんまん』主題歌 あいみょん「愛の花」より
春らんまんの明治の世を舞台にした、主人公槙野万太郎の物語。実在の植物学者をモデルとしたストーリーが美しい草花の情景とともに描かれ、可憐な花々が緻密なスケッチと共に次々登場し、毎日楽しみにしているドラマです。
春らんまんの翠陵のキャンパスでも、爽やかに芽吹き始めた新緑の下で、沢山の種類の小さな植物たちの競演が見られます。どこでも見かけるお馴染みの花、画像検索にかけてみて初めて名前を知る植物、そして全国でも希少な珍しい植物もあり、小さく控えめながらも地面にしっかり根を下ろし、自らの役割を自覚しているかのように翠陵の自然の中で逞しく生き、その凛とした姿はスポットライトを浴びるスターのようです。そんなスターたちの近影を一部紹介します。
オオアマナ:校門近くの歩道の脇で見つけました。直径約3cmの白い6枚の花弁が爽やかです。英名は「ベツレヘムの星」、花言葉は潔白、純粋、才能とのことです。
キンラン:校門から校舎に向かう右手の土手の麓に点在し、直径約1cmの黄色(黄金色)の小さな花が房状に咲きます。ありふれた和ランの一種であったものが急激に減少したことで絶滅危惧種に指定されており、翠陵でも大切にしています。
ギンラン:キンランより少し遅れ、同じ土手で今週開花しました。キンランよりやや小柄で群生します。開発による自生地の消失や乱獲などで減少し、こちらも絶滅危惧種です。私は、キンさん・ギンさんと呼んでいます。
ササバギンラン:ギンランより背が高く(約25cm)、花も大振りで目立ちます。葉が笹の葉に似ていることが名称の由来とのこと。こんなお仲間がいたことを今回検索して初めて知りました。
ニガナ:校門からの歩道の脇に咲いています。どこでもよく見かけるお馴染みの植物で、黄色の花が風に揺れる姿が可憐です。
オニタビラコ:これもよく見かけるお馴染みの花。食べることもできるそうです。春は黄色い花が多いのは、気のせいでしょうか。
ドラマは、万太郎さんがジョン万次郎に出会い、人生の新たなページがめくられそうで今後の展開に目が離せなくなりました。好きなもののため、夢のため、一途に情熱的に、大正、昭和と突き進んでいくことでしょう。楽しみです。
桜の木の幹の脇に立って空を見上げてみました。
新緑と青空が爽やかです。
このアングル、私のお花見の特等席です。(2023年3月中旬撮影)
おススメです。
翠陵の「らんまん」またお届けします。
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