-
2050年の自分
- 2022.12.28
冬休み直前の全校集会で、全校生徒に聞いてみました。
2030年、皆さんは何歳ですか?
2050年には何歳になっていますか?
そのとき、どんな自分になっていたいですか?
総務省の発表では、我が国の総人口は明治維新以降急激に増加を続け、2004年の12,784万人をピークに、今後100年間で100年前(明治時代後半)の水準に戻ると予想されています。この変化は、千年単位でみても類を見ない極めて急激な減少で、2030年の人口は11,522万人、2050年には9,515万人、高齢率は現在の20%から40%に倍増するとのことです。
急激な人口減少や高齢率上昇は、社会構造の変化を意味します。人の役割は変化し、価値観は多様化し、今ある「あたり前」がそうでなくなる社会、前例踏襲や他と同じであれば安心が通用しない社会となるでしょう。しかしそれは同時に、新しいことを受け入れる社会、やりたいことを試せる社会、多くの可能性を秘めた社会になっていくと期待します。
そんな未来の社会で必要不可欠なものは、個の資質や能力、そして何をやりたいか、どうなりたいのかという個の意欲です。
個の力の土台をつくる学校で、一つでも多くの知識を得て、一つでも多くの経験をし、がむしゃらに学び続け、興味関心を深め、視野を広げ、多角的視点と冷静な判断力に裏うちされた本物の考えるちからを備えること。挑戦するこころを忘れずに、小さな達成感、小さな自信を蓄積して大きな自信とし、自己肯定感を高めること。いつも願いは変わりません。
2030年、12歳の生徒は20歳、18歳の生徒は26歳に。
2050年、それぞれが40歳、46歳になっています。
そのとき、どんな自分になっていたいのか。
校長からの冬休みの宿題にしました。
冬期講習:数学の問題に挑みます
<< >> -