校長Blog

  • 2020年度修了

    • 2021.03.29
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    2020年度が修了しました

     

    校門の桜が満開になりました。

    感染症への対応が続いた2020年度も無事に修了式を迎え、26日から短い春休みに入っています。生徒たちは、それぞれの1年間を振り返り、新しい学年への希望に胸を膨らませていることでしょう。

     

     

    去る3月1日には、横浜翠陵高等学校第33期生が学び舎を巣立っていきました。3年間または6年間の主体的な学校生活から多くの財産を得て、胸を張り誇らしそうに卒業証書を受け取る姿は頼もしい限りです。それぞれが船出した人生の航海の無事と成功を祈り、母港(校)からエールを送り続けます。

     

     

     

    3月23日は、中学1年生から3年生の翠陵グローバルプロジェクト(略称SGP)の発表会でした。2016年からスタートして今年で5年目を迎えるSGPは、「世界をハッピーにするために」を3年間のテーマとした壮大なプロジェクト。またサブテーマは、「LEAVE NO ONE BEHIND ~誰ひとり取り残さない~」を理念として2015年に国連で採択された、SDGs(持続可能な17の開発目標)です。

     

     

    1年生は「世界を知る」をテーマに、生徒一人ひとりが担当した各国が抱える課題とその解決策をポスターセッション形式で発表しました。他国の問題を自分事としてとらえ、真剣に考えたことを人に伝える経験は初めてです。

     

     

    2年生は、1年生で考えたことを形にして「Japan Innovation」として提案。チームで考えをまとめる過程で必要な討論(ディベート:肯定派と否定派に分かれた討論)する力も披露しました。ステージ上での堂々とした振る舞いは、さすが2年生です。

     

     

    そして3年生。3年間の学習を通じて身につけた多くの力は財産です。情報を収集し整理する力、自分の考えを論理的に組み立てる力、考えを言葉にして皆で討論する力、人前で発表する力。3年間の集大成として、SDGsの担当目標を個人研究し、100枚の論文「My GOAL」を書きあげ、一人20分のプレゼンを行いました。

     

     

    さながら卒業論文発表会。堂々とした発表も質疑応答も風格を感じます。

    「世界中をハッピーにするために」、自分ができることは何なのか、自分がやるべきことは何なのか。すべての発表が自信に満ち、説得力がありました。3年間の締めくくり「My GOAL=卒業」と呼ぶにふさわしいものでした。

     

     

    数日後には、新しいメンバーを迎えた新年度がスタートします。未来を見つめ、新たな希望を胸に挑戦の日々が始まります。まだ暫く続く感染症対策も、世界の未来のための我慢として、不満ではなく希望を語り努力を続け、世界の一員としての役割を自覚していきたいと思います。

     

     

    チューリップが元気に咲きました

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