-
20200420 校長メッセージ
- 2020.04.20
他校と同様、感染症対応で目まぐるしくスタートした今年度です。
ブログもご無沙汰してしまいました。
5月6日までの予定で休校期間中の生徒たちに、学校の方針や校長の思いを文書で発信してきましたが、本日は動画で語りかけました。思いが高じて予定より長くなったその内容を以下に載せました。お付き合いください。
~~全校生徒の皆さんへ~~
3月2日から既に1ヶ月半の長い休校が続いています。新入生は入学式が最後でした。
今皆さんは、学校に来ることができない寂しさや辛さを感じていることと思います。
朝登校し、授業を受け、休み時間には友達との時間を楽しみ、放課後は部活へと飛びだして行く。ごく当たり前の学校生活、入学し進級し希望に満ちた新学期は何処へ行ってしまったのでしょう。
多くの行事も見直しをせざるを得ません。皆が楽しみにし、目標にしていた行事を変更したり中止せざるを得ないことには本当に胸が痛みます。
あたり前の日常生活が奪われた今、あたり前の日常生活の尊さを実感しています。
でも今は、その日常を敢えて返上しなければならないときです。そして、今出来る事を考え日常を変えなければならないときです。
皆さんに伝えたい事が2つあります。
1つ目は命を守ることです。
新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言発令は日本全国に拡大されました。日本だけでなく世界中の国々で行動制限が設けられています。
国内感染者は1万人、世界の感染者は233万人、死者は 16万人をそれぞれ超えています。
もはや世界規模の大災害であり、自然災害以上に厳しいものとなっています。人から人へ感染が広がり、治療薬はまだなく、災害の終わりが全く見えないからです。対策はただ一つ、感染しない、感染を広げない、外出しない、家にいることなのです。
つまり日常生活を敢えて返上しなければならないときなのです。
自分の命を守るため、ご家族をはじめ大切な人の命を守るためのSTAY HOMEなのです。
2つ目は学びを前に進めることです。
学校に登校することで、当たり前に受けられていた皆さんの「学び」を、家にいて1人で自分の力で前に進めなければなりません。もちろん先生方からのアドバイスや課題は差し上げますが、先生方は近くで寄り添って見守ることができません。学びを進めるには皆の努力が今まで以上に必要なのです。
また、学びが当たり前に受けられないこの状況は、皆さんの生活を見直すことになっています。時間割や通学時間に縛られず、全てが自分のものになった時間。その使い方を見直し工夫するチャンスです。
学びの神髄にも迫りましょう。毎日一通りの学習が終わったら、読書に励む、英語力を上げる、体を鍛える。「学び」とは自分の世界を広げること全てをさします。
先生方も新たな世界を広げています。直接会うことができない皆を遠くからサポートする方法について懸命に考えています。
今日からclassroomを使って新たな課題の配信や指示があります。それに従って学習を進め 課題を提出してください。スムーズにいかないことも多いと思いますが、皆さんと先生方の努力があれば前に進めます。
新しい学びのかたち、新しい学びの世界を広げましょう。日常を変えていきましょう。
皆で叡智を結集し、助け合い、物事をポジティブに考えてチャンスに変え、意義ある新たな日常を創り出し大災害に対応していきましょう。
Think&Challenge!
<< >> -