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5月29日 世界一大きな授業2018
- 2018.05.30
「世界一大きな授業2018」に、今年もグローバルチャレンジクラス(6年間一貫)の1年生、2年生が参加しました。
「世界一大きな授業」は、「持続可能な開発目標(SDGs)」の「ゴール4=教育目標」を達成し、世界中の子どもたちが質の高い教育を受けられることを目指すための世界規模のキャンペーンで、指定期間(今年は4月14日~6月30日)中に世界100か国以上の人々が参加し、皆で一緒に教育について考えるものです。
翠陵では週1時間の翠陵グローバルプロジェクト(SGP)の時間において、1年生は全4時間、2年生は全2時間(昨年度既習のため)かけての参加です。
世界では、小学校に通えない子どもは6,100万人、読み書きができない大人は7億5,000万人も存在し、戦争や貧困をはじめ、教育の機会が与えられなかった人々の背景にある数多くの厳しい現実を知りました。毎日何の疑いもなく学校に通う生徒たちにとっては衝撃の事実ばかりです。そして、同年代のマララ・ユスフザイさんと193人の若者による国連での堂々としたスピーチ映像には誰もが言葉をなくし真剣に耳を傾けました。
最終日の今日は「ゴール4」達成のために、先ず自分ができることを考え、次にグループで話し合い、最後に首相・外務大臣に手紙を書き後日送付するというミッションが与えられました。グループの話し合いも白熱します。(2年生)
私にできることは何だろう…。(1年生)
1年生が書いた、首相・外務大臣への手紙や授業への感想の一部を載せます。良く書けていたものの抜粋ではなく、重なっているコメントシートの上から順番に転記したものです。全員分を読みましたが、一人ひとりが中学1年生としてこの授業を真剣に受け止め力強い言葉を並べていることがわかり、大変嬉しく思っています。
【首相・外務大臣への手紙】
・少しでも多くの人を救うために世界中に訴えてください。「戦争をやめてください」と…。
・世界に背を向けないで下さい。
・軍事費を減らして教育費に充ててください。
・国民の意見を取り入れて問題を解決してください。
・日本で余っているお金は世界への支援に回してください。
・発展途上国への支援を考えてください。
・将来私たちは知名度の高い人になってSNSなどで国民に呼びかけます。【「世界一大きな授業2018」を受けて感じたこと、考えたこと】
・字が読めない人の気持ち、知らない所で起きている戦争、多くの子どもたちが学校に行けない現実を知りました。私が考えたことはやはり世界平和です。戦争がなくなれば、そのお金で貧しい人や壊された学校を救うことができると思います。この授業を受けてよかったと思います。
・世界にはまだまだ貧しい国があり貧しい人がいます。自分にできること、日本がやらなければならないことについて真剣に考えました。
・戦争はいらないと心から思いました。
・世界の現状を知り、世界の子どもたちの教育について考えることができました。
・未来で活躍する子どもが勉強できないことは、世界にとっての損失だと思いました。
・世界の現状を知ることができました。世界中の子どもたちが学校に通うために自分ができることをしたいなと思いました。これからも世界の出来事や問題に関心を向け、自分の考えと言葉を携えて行動し、グローバル社会で生きるための資質をますます磨いてくれることを願います。
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