校長Blog

  • 良いお年をお迎えください

    • 2020.12.28
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    25日から冬期休業に入りました。3日間の冬期講習も今日が最終日となり、「仕事納め」ならぬ「勉強納め」です。明日から「勉強始め」の1月8日まで、感染対策徹底のStay Homeで、過ぎゆく年に想いを馳せ、新たな年に希望を抱き、良い年末年始であるよう願っています。

     

    1年前、新年の全校集会で、生徒たちにこんな話をしました。
    2020年の干支は「庚子(かのえ・ね)」。「庚」は力強さの象徴、「子」は十二支の最初で物事の始まりや可能性を意味します。技術革新や多様性社会へと世界が急激に変化する世界で、新たな人間の役割や必要な能力が見直され、どのような力をつけていくべきなのか問われています。皆の2020年が未来に向けて良い始まりとなり、力強く前進できるように願っています。

     

    いつもの平和な毎日が前提で、その後の世界規模のコロナ禍は想像もしていませんでした。しかし、振り返ってみれば私たちは、コロナを収束させ、その後もコロナと共存し続ける未来のために、新たな力を身につけながら力強く歩みを進めてきました。叡智を出し合い、大切な価値を再発見し、新たな価値を創造し続けてきました。想定とは違う、本物の「庚子の年」にしたのかも知れません。

     

    冬を迎えた翠陵の最近のできごとです。

    高校国際理解授業(11/21):青年海外協力隊員としてガーナに滞在した本校卒業生。

     

    高校国際理解授業(12/12):ネパールからの留学生。カラフルな民族衣装に遠い異国への興味がさらに深まります。

     

     

    翠陵会植栽活動(11/28):例年の年2回の活動も、今年は役員・委員さんのみで1回に縮小。すべての花壇に命が蘇り、心のゆとりを取り戻しました。

     

    中学英語スピーチコンテスト:クラスごとの予選会で選出された代表生徒による本選会です。
    言葉は自分の世界を広げるための道具。そのきっかけとなるよう願っています。

     

    翠陵・模擬国連:高2生が運営しリードする模擬国連。中1から高2の生徒たちと教員全員が各国大使となり、5つの議場に分かれ自国の利益のために真剣に討議しました。写真のA議場の議題は「核軍縮」です。

     

    全てが大切な日常です。今あるそれを当たり前と思わず、物事の本質を見極め、本当に大切なことは何なのか、やるべきことは何なのかを考え続け、前に進みたいと思っています。

     

    2021年の干支は「辛丑(かのと・うし)」。痛みを伴う衰退と、新たな息吹が互いに増強し合う年…、とのこと。どのような年にするのかは自分次第です。

     

    皆さまどうぞ、良いお年をお迎えください。

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