校長Blog

  • 3月23日 中学SGP学年末発表会

    • 2019.03.23
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    翠陵グローバルプロジェクト(SGP)は、「どんなものがあれば、世界はハッピーになれるか?」を3年間のテーマとした壮大なプロジェクトです。2016年度からスタートし、年度末に実施してきた発表会は、ようやく3学年が揃いました。そして、中学3年生にとっては卒業発表です。

     

    オープニングセレモニーでは、SGPで取り組んできたことについて、スクリーンの日本語の映像に沿って、流暢な英語で3年生が解説しました。地球に暮らす75億人が抱える課題の解決に向けて国連が採択したSDGs(持続可能な開発目標)は、私たちのSGPと同じ2016年のスタートです。運命的なものを感じながらSGPの指標にしてきました。SDGs17の目標の内容、現在の日本の達成状況、SDGs達成のために必要な教育についてなど、3年間取り組んだからこそ感じ、考えることができる熱のこもった言葉が並びます。

     

     

    オープニングセレモニーの後は、各学年に分かれての発表です。

     

    1年生は教室を会場にして、一人が一国を担当し、その国の「良いところ」と「問題点」を調べ、その「解決策」をまとめたポスターセッション形式でご来場者に発表しました。

    他国の問題を自分事としてとらえ真剣に考えました

     

    自分の考えを伝える経験は貴重です

     

    2年生の会場は体育館です。1年生で考えたことを更に深掘りし問題の本質に迫ってみました。「問題点」は弱点なのか、見方を変えるとどうなるか。

    それらをベースに、自分たちのアイディアを形にし「Japan Innovation」として提案。また、チームで考えをまとめる過程で必要な討論の力(ディベート力)も披露しました。ステージ上での堂々とした振る舞いは、さすが2年生です。

    ディベート:肯定派と否定派に分かれて討論です

     

    そして3年生。3年間の学習を通じて身につけた多くの力は財産です。情報を収集し整理する力、考えを整理する力、考えを言葉にして皆で討論する力、人前で発表する力。使い続けたiPadはもう体の一部になっていることでしょう。

    そして、外部講師のお話やユニセフハウス訪問、ニュージーランド海外研修などの経験を通して、心を開き、視野を大きく広げました。

     

    1・2年の学習をもとに、3年間の個人研究としてSDGsの担当目標について100枚の論文「My GOAL」にまとめ、生徒一人ひとりに先生方がメンターとなり、発表用スライドを作成し、グリーンホールを会場にプレゼンを行いました。

    さながら卒業論文発表会 持ち時間は一人20分です

     

    堂々と発表する姿は風格を感じます

     

    質疑応答も堂々としたもの

     

    どの発表も自信に満ち、意思があり、説得力がありました。3年間の締めくくり「My GOAL=卒業」と呼ぶにふさわしいものだったと確信します。

     

    最後は体育館に全員集合し、クロージングセレモニーです。

     

    SGPはまだ続きます。一生終わりはないのかもしれません。

    LEAVE NO ONE BEHIND ~誰ひとり取り残さない~ ために、世界中をハッピーにするために、自分ができることは何なのか、一人ひとりが考えていかなければいけません。

    世界に羽ばたき、未来を生きる生徒たちの大きな課題です。

    そして私たち大人も含め、地球に生きる人類の使命です。

     

    実りの多い素晴らしい発表会。

    今日も生徒たちから多くのことを教わりました。

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