校長Blog

  • 高2生は修学旅行で北海道

    • 2024.09.20
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     高校2年生、待ちに待った修学旅行で北海道を満喫しています。

    写真は近々学校のInstagramにUPされます。

     

     翠陵の修学旅行は、10数年前から北海道の農家さんに泊まらせていただいて農業体験をやってきました。Think & Challenge!のモットーのもと、「普通の観光旅行じゃ面白くないじゃん」・「未知なるものへも挑戦してみよう」・「普段やったことのないことを体験してみよう」ということで北海道での農業体験へ。

    都会の喧騒を忘れて広大な大自然に包まれて、松山千春さんの♪空と大地の中で♪を口ずさみながら、大らかな心を持って色んなことに挑戦する人になってね!という親心が発動しての修学旅行です。

     高2のみんな、何かを掴んで大きくなって帰っておいで!

     

     実は今回の北海道修学旅行、今年で最後の北海道になります(涙)。

     

     翠陵の修学旅行、様々な変遷を辿ってきました。

    もはや翠陵の生き字引になった私、なんだか記念誌っぽいけど振り返ってみますね。

     

     大昔?、アメリカのシアトルに出掛けていました。国際感覚を身につけようと生徒1人ずつがそれぞれ1つのファミリーにホームステイ。当時は$1=¥90ぐらいの円高で、生徒たちはモールに行けば「安!」「超安!」「Oh!My!」と連呼していたものでした。

     この頃の翠陵生は、このシアトル研修を目当てに入学した生徒もたくさんいました。

    今でもシアトルのファミリーと交流をしていたり、海外企業で働いている人が数多くいます。多くの卒業生から「シアトルに行ったことで私の人生が変わった」なんていうお手紙をよく貰います。私も何回も引率をさせてもらい、人目を気にせず楽しく生きる極意を体得しましたエヘンエヘン。

     その後、海外旅行は家族でも普通に行ける時代になったことやアメリカ同時多発テロなどもあって縮小されましたが、今でも国際コースを中心に場所を変えながら海外研修は続いています。

     

     共学化を機に、北海道での体験型修学旅行に。

    最初の頃は、札幌に近い長沼町でお世話になりました。

    名産品の玉ねぎをせっせと運んだり、フルーツを丁寧に収穫したり、貴重な経験をさせてもらいました。ところが胆振東部地震で長沼町のコミュニティが被災され、復興へのエールを送りながらニセコに場所を移して農業体験を続けてきました。その間、台風直撃で北海道を訪れることができず、急遽長崎県五島列島で漁業体験になったことも。その時五島列島の方々からツバキの木を贈っていただき、今でも玄関の前に植えられています。

     

     その後、コロナ禍で実施できない年もありました。あの時は代替旅行を実施しましたが、やっぱり北海道にはほど遠く、みんなで我慢しました。

     コロナ禍が明けて再開したものの、北海道の農家さんの高齢化や外国人による農地買収などが進み、なかなか受け入れ先が決まらず、ようやく旭川や深川にお世話になることができました。

     こうしてみると、たくさんの天変地異や社会情勢に影響を受けながらやってきたんだなぁって、そして多くの方々に支えられてきたんだなぁって。本当にありがとうございます。

     

     前にもブログでお話した通り、来年からは場所を西日本方面に移して『自分たちで創る修学旅行』にリニューアル。

    翠陵クエストで鍛えた力を駆使して、企画・交渉・行程などを翠陵生が旅行会社と交渉しながら創り上げます。乞うご期待!

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