学ぶことへの挑戦
興味・理解・演習のサイクルに着目
横浜翠陵では学びのプロセスを「D・U・T」の三段階に分け、「知りたい(興味)」→「わかった(理解)」→「できた(演習)」のサイクルを繰り返しながら、着実に学力を高めていきます。さらに、このサイクルの各段階で細やかな支援を行います。
DESIRE「挑戦したい」「夢を実現したい」……生徒のやる気を引き出します。
生徒の「挑戦したい」「夢を実現したい」といった気持ちを実現するために何をすればよいのか? 何が問題でどう解決していったらよいのか? それらを「知りたい」気持ちが学校生活の中での生徒の「やる気」を引き出します。
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翠陵グローバルプロジェクト
中学3年間をかけて、グローバルな現代社会の課題を設定して、その課題を様々な角度から調査・研究します。最終的にその研究成果をプレゼンテーションする力を磨くことも目標としています。
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理系プロジェクト
授業とは違う視点から様々な刺激を与えるプログラムを通じて、理系の面白さ、身近さ、奥深さを感じさせます。柔軟な心と頭で受けとめることによって、興味の翼が大きく広がり、将来の自分の姿をイメージできるようになります。
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マイチャレンジ
『人が成長するためには,自分自身の強み,弱みをよく知ることが大切です。入学直後に非認知スキル診断(論理的思考力,教官・傾聴力などの診断)を行い,物事への考え方,姿勢,行動の在り方などについて客観的に知り,理想の自分に近づくための目標を自分で決め,実行していくのがマイチャレンジです。成果は定期的な非認知スキル診断でチェック。「成長する自分」を実感することで,成長する喜びや楽しさを知り,積極性を高めていきます。』
UNDERSTANDオリジナル教材を用い、どのようなことでもわかりやすく説明します。
工夫されたオリジナル教材などを用いて、学習内容をいかにわかりやすく説明するかが教師の使命です。「やる気」あるモチベーション高き生徒たちとの対話を中心に授業を進行します。
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習熟度別授業
理解度に差が生じやすい英語と数学で実施。「わかる」体験を増やします。コースの入れ替えは定期試験ごとに行うため、努力の成果も実感できます。
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勉強習慣づくり
放課後に学習室を利用して、学習方法の体得と学習習慣の確立に向けたきっかけづくりを定期的に実施しています。
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サマーイングリッシュキャンプ(中1・中2)
夏季休業中に軽井沢で2泊3日の勉強合宿を行います。国語・数学の思考型の学習とネイティブ講師による英会話研修を実施します。
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特別講習(夏期・冬期講習)
全員必修の夏期講習を実施します。前半は、英・数・国の3教科(3日間)。夏季休業中の学習を有効に進めるための学習方法を問題演習を通して学びます。後半は、英・数・国・理・社の5教科(6日間)に増やし、夏季休業中の学習の総まとめを実施します。
冬期講習は中学1年次は英・数の2教科(3日間)、中学2・3年次は英・数・国の3教科(3日間)。基礎の見直しを徹底的に行います。
TRAINING授業内容の理解を、知識の定着につなげます。
「授業ではわかっていたけど、試験ではできなかった」という経験はありませんか? 「わかる」と「できる」は違います。横浜翠陵では授業内容の理解を、知識の定着へと進めるために復習や問題演習の時間を多く設けています。
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モーマス(Morning Math Training)
朝の10分間を使って計算演習を行います。計算力の強化はもちろん、1日の学習のウォーミングアップとして脳を活性化させる効果もあります。
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ブラッシュアップレッスン
高校からの学習に向けた準備として中学3年次に開設する特別演習です(英語・数学・国語)。アドバンストクラスとベーシッククラスに分かれます。
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ステージアップテスト(中2・高1)
中学2年生では1・2年次の学習内容を総復習します。高校1年生では、1年次の学習内容を総復習します。合格点に達するまで何度も挑戦します。
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実力養成試験(年3回)
先取り学習による先回りよりも、学習内容を1ステップずつ確実に固め定着させていくことの方が学力を伸ばすためには効果的です。復習の機会と学習内容の確認をするための試験として年3回行います。
FOLLOW UP学年全体、学校全体で一人ひとりと向き合います。
6年後の大学受験に向けて、効果的に学習を進めるために大切なことは、試験までの道のりを把握し、改善点を見つけていくことです。そのためには、「学習計画を立て、実践し、成果を分析する」ことが重要になります。横浜翠陵では、日常の記録であるチャレンジノートや個人成績カルテを基に年間を通じて学習の進め方をフォローアップ。担任だけでなく学年全体、学校全体で一人ひとりを見守っていきます。
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個別成績面談
定期試験の直後に、生徒と担任による成績面談を行います。試験前後のようすを聞きながら、一人ひとりに適したアドバイスを伝えます。
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三者面談(年2回)
個別成績面談とは別に、夏季休業と冬季休業前に保護者を交えた保護者面談を行います。長期休業中に何をしたらよいか、学習面に加えて、日常生活や進路についての情報を交換し、家庭と学校の連携を強化します。
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チャレンジノート
自立した学習者になるためのツールです。DUT理論で進む授業・学習に加え、PDCAサイクルの視点により家庭での生活・学習を自分自身が意識し、時間管理をすることで、主体的・計画的に学習が進められるようになります。エゴグラム診断によって知った「今の自分」から、「理想の自分」へと近づくための行動目標を記入し、毎日振り返る「マイチャレンジ」もあわせて記入していくことで、学習・生活そして内面の成長も実感することができます。担任はノートを確認しながら生徒一人ひとりの状況を把握。必要なタイミングで最適なフォローアップを行います。
自信と向上心を引き出す授業
勉強は「わかる」からこそ楽しめる
知識は積み重ねが大切です。小さなつまずきを解決せずに進んでしまうと、やがて大きな壁にぶつかってしまいます。だからこそ横浜翠陵では、教科に関わらず「分かる授業」を実践しています。「わかる」は飛躍の土台となる「自信」「向上心」につながるからです。
本校の英語教育では、中学を基礎力養成期、高校を実践力養成期と位置づけています。音声中心で英語を使う楽しさを知ることからはじめ、小テストや実力養成試験で反復し、Suiryo Words Olympicで語彙を増やし、外部検定にチャレンジしながらレベルアップを図ります。海外教育研修やスピーチコンテスト、海外の学校との文通交流を通して実践の場を経験するなど、実際に英語を使用する機会を多く用意しています。
DESIRE
- 英語を使うことで世界が広がることを知る
- 将来、英語を使って学んだり、仕事をしたりする際に必要な4技能を身につける
UNDERSTAND
- 授業で十分な知識を獲得し、適切な使い方を学ぶ
- 協働学習、アクティブラーニングを取り入れて主体的に学ぶ
TRAINING
- 習ったことを練習し、実践の場面で使えるまで繰り返す
- 授業、宿題、家庭学習で反復することで定着を図る
英語教育
英語は話せて当たり前。4技能をバランス良く伸ばし、英語でのプレゼンテーション力も育てます。
■Suiryo Wods Olympic
語彙力向上のために年2回(6月・2月)、全校生徒を対象としたSuiryo Words Olympicを行います。特に高校では3学年が同じ試験範囲で実施するため、学年の枠を超えて競争する気持ちと、具体的な語彙の目標を持つことができるようになります。
■Active English
英語の授業のうち週2時間は、ネイティブ教員と日本人教員によるティームティーチングでおこないます。教員が2名いることで、「聞く」「話す(やり取り・発表)」機会を増やし、英語での発話練習の効果を高めます。
■各種外部検定の資格取得
中学卒業までに3級以上、高校卒業までに2級以上の取得を目指します。また高校生全員が年1回GTECを受験します。
■サマーイングリッシュキャンプ(SEC)
夏季休業中に行われる2泊3日の英語を中心とした勉強合宿です。主要教科の学習とともに、ネイティブ教員1人に生徒6~7人でグループを作り、英語のコミュニケーション力を高める研修を行います。
■グローバルホームルーム
ネイティブの先生が定期的にホームルームに来て、司会やスモールトークをしてくれます。先生の趣味や出身国の話、ホームステイ時に必要な日常会話、海外の学校の様子など、さまざまなことを教えてくれる時間です。
■英語スピーチコンテスト
中学1・2年年次は課題英文によるレシテーション、中学3年次は自由テーマでの自作の原稿によるスピーチを行い、「発表する力(プレゼンテーション力)」を高めます。
■海外教育研修
中学3年間で習得した英語力の実践の場として、中学3年次の夏季休業中に約2週間、ニュージーランドで海外教育研修を行います。そして高校2年次ではイギリス・カナダでの研修制度を設けています(コース等による制限あり)。
身の回りの事象に疑問を持つことからはじまり、実験・実習を通して体験的に理解します。実験・実習を数多く行うことで、結果を整理し考察し表現する「科学的な思考力・表現力」を養います。教科書の知識だけに満足せず、科学の世界に興味を抱けるよう、科学に関する最新の新聞記事を紹介することもあります。
授業では定期的に問題演習や小テストを行い、基礎の定着を図ります。また、実力養成試験での反復学習により、大切な履修内容を復習します。
DESIRE
- デジタル教科書などを利用して、自然界の事象を認識させる
- 身の回りの事象に対して「なぜ?」の視点を持つことを大切にさせる
UNDERSTAND
- 実験や実習、観察から理論を自分の目で確かめ、理解させる
- 校内で実施できない実験等はデジタル教材を通じて紹介・解説する
- ジグソー法などのアクティブラーニングを利用して協働学習に取り組む
TRAINING
- 小テストや実力養成試験などで基本事項を反復演習する
理系教育
様々な視点から刺激を与え、理系の面白さ、身近さ、奥深さを感じさせます。
理系プロジェクト
■サイエンスラボ
主に中学生対象
| 実験実習形式 | 学内で実施
その分野の専門家の指導による、実験・実習・ものづくりを通じて理系学習の楽しさ、奥深さを実感します。
過去の主なテーマDNA抽出実験、積乱雲の発生、ロボットプログラミング 他
■筑波研究学園都市見学ツアー
中学生・高校生対象
| 施設見学形式 | 学期間休業中に実施
日帰りバスツアーによる筑波の訪問。毎年場所を変えて様々な研究施設を見学します。
過去の主な訪問先筑波宇宙センター(JAXA)、理化学研究所 他
■理系ゼミ
主に高校生対象
| 講義形式 | 学内で実施
大学教授・准教授、企業の研究者など理系のスペシャリストを招き、専門分野における研究内容や日常生活への応用などの講義を聴きます。
過去の主なテーマ看護学、薬学 他
■研究室訪問
主に高校生対象
| 大学訪問形式 | 主に長期休業中に実施
大学のキャンパスだけではなく、研究室を見学し、大学における探求学習を疑似体験します。
過去の主な訪問大学慶應義塾大学、北里大学、東京理科大学 他
人は、一つの言葉に対して様々な視点を持ったりイメージを抱いたりします。国語の授業では常に対立の概念を意識し、自分の意見との違いを認め、他者の美点を柔軟に取り入れる姿勢を養います。そして、自分の考えを明確にし、相手と正確に伝えあう表現力を育みます。
授業では、教科書の読解だけでなく、問題演習を積極的に行い、文法・語句の基本的な知識とともに、説明文・評論、物語文・小説などあらゆる文章に対応できる「論理的な国語力」を補強します。
DESIRE
- しっかり予習→余裕をもって授業に参加→わかる! できる!→もっと勉強したい!
- デジタル教科書や音声教材などを活用して、効果的に内容理解を深める
UNDERSTAND
- 協働学習、アクティブラーニングを取り入れて、自主的に学ぶ態度を身につける
- グループワークでテーマに関する自分の意見を発表することで他の人と意見を共有する
TRAINING
- 論理的な読解力を身につけるために、演習問題を数多くこなす
- 漢字や語句の小テストに合格できるようにドリルやプリントを使って繰り返し練習する
数学を学習する目的は論理的に物事を考える力を育成することです。数学の授業では各ステップにおいて適切適量な問題演習を重ね、それまでに学習してきたことを応用しながら学力をアップしていくことを大切にしています。生徒一人ひとりの学力をしっかりと見極めるため、一部学年では習熟度別授業を導入しています。自分のペースにあった学習ができるので、苦手意識に陥ることはありません。
DESIRE
- 復習に重点を置くことで既習内容を定着させ、新しいことへの興味関心を引き出す
- デジタル教科書を活用する
UNDERSTAND
- 新しい単元の導入部分は急がず、授業をゆっくりと進め、基本事項の定着を促す
- 「相手にわかりやすく説明する」を意識した授業を実施する
TRAINING
- 「確認テスト」「授業」「宿題」のサイクルを徹底する
- 数学検定や計算オリンピックに向けた対策授業も実施する
多角的に学習内容を捉えたオリジナル教材・オリジナル演習問題を活用します。体験型のグループワークや新聞記事に対する意見交換なども取り入れ、暗記するだけではなく「理解する教科」として学びます。中学では、高校での学習内容も含めた「翠陵中学社会の基礎知識」を各学年で徹底し、知識の定着をはかります。実力養成試験は、既習範囲をすべて含んだ問題構成とし、定着度の確認に活用します。社会科は他教科を学習するための基礎知識と密接につながっています。高校では、世界史と日本史などに十分な授業時間を確保し、大学進学対策も徹底します。
DESIRE
- 新聞を教材に利用し、学習内容と現実の社会を関連づける
- 電子黒板を活用して、知識を可視化する
UNDERSTAND
- デジタル教科書やオリジナル写真集等を用いて、知識を疑似体験させる
- 理解を助け、知識をまとめるノート作りを指導する
TRAINING
- 地理・歴史・公民の3分野を3年間通じて反復演習をする
- 学習内容を自分の言葉で表現する